場所がリビング上のオープンロフトで狭いためニアフィールドで楽しんでいます。
背中側は広大なスペースが広がっていて反響音などは皆無ですから、音源を忠実に再現するスタジオモニター感覚です。泣き所は家族がリビングに居る時はヘッドホン。。
ハイオーディオ機器には手を出せないので、ソコソコの下~中級クラスです。しかし決してハイオーディオに負けない音を出していると自負しています。
オーディオはプラシーボ効果が絶大で、何かと笑える話が多いですよね。
ソニー様の高価な音楽用SDカードは音が良いとか、ナンチャラを貼り付けたら効果が凄い!などなど。中にはピュアオーディオを追求するあまりにオーディオ専用の電柱を立ててしまう人も居たりして大笑いです。
しかしそれもオーディオの楽しみの一つで、自分が良いと感じれば良いと思います。
使用機器寸評
- アンプ
- ・Technics SU-C700
- 音の立ち上がりが速くて解像感も高く、最新の技術が詰まったらフルデジタルアンプだと認識させられます。
- デザインや質感も上品で上質です。
- ・TRIODE TRV-88SER
- 橙色に灯る真空管の中を音が通って綺麗に聞こえると考えるととても不思議で、灯りに心が癒される気もします。
- TRIODEさんの対応が良いです。最初火を入れた時に右端の真空管が紫色の光線を発して煙がモクモクと出てきて唖然。しかし音は正常に出てるのでどうしたものかと状況をメールすると、翌日には新品が届きました。普通は「販売店に連絡してくれ」と言われるかと思います。後で原因のメールが来て真空管の保護板が接触していたとの事で希にあるそうです。
- ・KORG DS-DAC-10R(USB DAC)
- レコードやCDなどの音源(やろうと思えばSpotifyなどのサブスクも)をDSDで保存できるUSB DACです。
- USBバスパワー駆動なのでDAP直挿しでは動きませんが、セルフパワーのUSBハブを介したらDAPでも使えます。DACとしての音の良さは当然としてアナログ音源を録音できる機能は特筆ものです。この製品は2015年11月発売ですからかなり前の設計になりますけど、その後も君臨し続けているのは頷けます。洗練されたシンプルでクールなデザインながら使い勝手も良く、値がこなれてきた事もあり中々良い製品だと思います。
- ・AIYIMA B2D2217BB(USB DAC・2.1チャネルプリメインアンプ)
- 仕事中に聞くサウンドも上質なものにしたかったので、サブウーファーを繋げられるUSB DACを探した時に、大きなAVアンプは嫌なので中華ですけど小さくて良さげだったので選びました。
- 音質はデジタルアンプらしく低音から高音まで歪やノイズは無く綺麗に繋がっています。変な癖は無くナチュラルで好感の持てる音質です。入力の音源周波数を確認できます。
- shanling M3Xとの相性が悪くUSB Audioが使えません。音が出ないばかりかM3Xがフリーズすることがあります。まぁ中華同士なので色々と仕方ない所はありますね。他のFiio M15、Cayin N6ii、HiBy New R6、iBasso 240は使えるので問題ありません。
- ・
- スピーカー
- ・KEF LS50
- 英国メーカーのブックシェルフです。
- ピアノブラック塗装が美しい、お洒落な同軸2wayで、小型ながら低音は十分で中域から高音までの繋がりも良く、素晴らしい臨場感と音の粒が見えるような解像感で鳴ってくれます。
- ・音工房 Z1-Livorno
- 日本のスピーカーベンチャー企業です。
- ベンチマークとしてなんと無謀にもB&W 805D3(定価96万円!)を選び、「本家に負けない音」を目指し開発したとのことですが、聞いてびっくり。なるほど~という感じです。例えばManhattan Jazz Quintetの奏でるトランペットなんかは脳天を突き抜けるかのようなヌケの良さでそして生々しく、ドラムも凄いです。
- ・Monitor Audio MONITOR 50
- 英国メーカーのブックシェルフタイプです。
- 拳銃の銃身を流れる気流と同じ効果を狙って設計されたオリジナルバスレフ構造との事で、このサイズからは想像できない豊かで歯切れのよい低音が出て関心します。
- ・JBL 4311B
- 35年程前に購入したJBLのスタジオモニターです。
- やはりJBLにはJAZZが似合います。置く場所が無いので背中側に置いてJAZZ喫茶やショットバーのような感じで使っていますがウィスキーが美味い!
- DAP(Digital Audio Player)
- ・HiBy New R6
- DACチップはES9038Q2Mを2個搭載しバランス出力に対応。
- 音質は文句なし。サスガは強豪がひしめき各社がしのぎを削っているミドルクラスです。M11ProやN6ii/T01と比べても甲乙つけられません。
- デザインもクールでカッコ良いのですけど、ボリュームが上面でイヤホンジャックが底面なのでポケットに入れた場合に操作しづらいですね。
- ・iBasso Audio DX240/AMP8
- ダイナミックレンジ132dBのスペックは伊達ではありません。和楽器バンドを聴くと音割れしそうな図太い大太鼓の響きと琴の繊細な旋律を見事に再現してくれます。S/Nも良いですね。無音の時は漆黒の闇に包まれます。
- 音質はウォーム系です。5台の中で一番ウォームで最初は少し違和感を感じましたが聞き慣れるとコレもなかなか良いですね。発熱は殆どありません。
- アンプをデフォルトのAMP1 mark3からAMP8に交換しました。4.4mmバランス1穴と言う潔い仕様で、音の厚みが増しました。
- USB Audioで難ありです。Nobsound P1 PROとAIYIMA B2D2217BBは使えません。しかしKORG DS-DAC-10R、Technics SU-C700、Pioneer N-70Aは大丈夫で流石は日本メーカー。
- ・Fiio M15
- 旭化成エレクトロニクス火災事故でDACチップ「AK4499EQ」の供給が止まり1年余りで早々に廃盤になってしまいましたが、Fiio渾身の力作です。
- Fiioのフラグシップだけあって北米産ブラックウォールナット製ボックスに収まってます。ボディは高品位で高級感がありますけどボリュームが少しチープです。木製BOXなんかよりもココにお金をかけるべきでした。
- それと残念な事にApple Musicが使えません。インストールはできるのにユーザー認証で蹴られてしまいます。一説によると特許訴訟に関わるSamsung製SoCが使われているので、Appleに疎外されているとか。Appleはケツの穴が小さいですね。
- 音質は文句ありません。サスガはFiioのフラグシップです。
- ・Fiio M11 Plus ESS
- 流石にFiioは裏切りません。もう7~8年前になりますか、ウォークマンを使っていたころ面白そうなのでX3 2nd generationを買ってみたらビックリ仰天。「どうせ中華や」と思っていたのに、一聴してウォークマンを凌ぐ音で椅子から転げ落ちました。
- それ以来Fiio製DAPは何台か購入しましたが期待を裏切りません。本製品もM15購入時に手放したM11 Proに磨きをかけた素晴らしいDAPです。
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- SONY ZX507が使ってない時にもガンガン電池が減る仕様であまりに使えない代物だったので、色々と研究しているうちにDAP沼にハマってしまいました。現在高品位なDAPは中華勢と韓国のAstell&Kernしか作れてない現実に直面しましたが、とても残念で悲しい事ですね。
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- ヘッドホン
- ・Panasonic RP-HD600N
- BOSE QC 35と同様にノイズキャンセラー、ワイヤレスのヘッドホンです。ノイズキャンセラーは強力かつ自然です。
- LDACとaptX HDが搭載されていています。
- 締め付けが少々硬くてその辺はQC35の方が心地よいですね。
- QC35は電源投入時に「電池は**%です」と喋って教えてくれますが、HD600は電源ボタンの2度押しで、high、medium、lawの3種類で言うのみ。
- 使い勝手はBOSE QC35の圧勝。
- ・BOSE QuietComfort 35
- ノイズキャンセラー、ワイヤレスのヘッドホンです。ノイズキャンセラーの効果は絶大です。
- 音質は低音が豊かで中域から高域は張りがあり女性ボーカルに良く合います。しかし高音が少し甘い印象で全体的には若干解像感がありません。しかしその分疲れないので長時間楽しめます。筐体が軽く締め付けも程良い感じです。
- 電池の持ちも良く通勤用途で3週間は楽勝です。
- コーデックはaptXさえ搭載されてなくただのSBCなのに、凄く高音質で驚きます。BOSEはどういうマジックを使っているのでしょう?
- ・ ゼンハイザー HD 599 SE
- 言わずと知れたドイツの名門SENNHEISER のオープンエアー型ヘッドホンです。
- 筐体は安っぽい感じがします。締め付けは軽く程良い感じで長時間使用でも疲れません。音質は柔らかめで解像度が低く、少し好みと違いました。
- イヤホン
- Technics EAH TZ700
- とにかく素晴らしい。これは間違いなく最高です。筐体内で余計な振動、共振が完璧なまでに排除されている感じで、音の不純物が取り除かれディテールが繊細です。
- 小さな筐体から繰り出される信じられないほどのサウンドは、まさに羊の皮を被った狼です。
- JPRiDE Premium 2020 LIBERTY
- バランスドアーマチュア(BA) 2基 + ダイナミックドライバー2基 のクアッドドライバーのハイブリッドタイプです。
- とても高スペックですが日本メーカーなのにリーズナブルな価格設定。
- 低音から高音までスムーズに繋がり各音が高解像です。特に低音の響きが素晴らしいと思います。
- 自分の耳にたまたま合ったのか、全く痛くなりません。素晴らしいフィット感。
- ・Panasonic RP-HDE10
- これはお勧めです。低中音から高音まで繋ぎが良くクリアーな音を楽しめます。
- アルミ削り出しの密封筐体で、何と言っても良いのは音漏れしません。漏れない安心(^^;
- 電車で使うには最適です。
- ・JVC HA-FX1100
- JVCお得意のウッドハウジング製イヤホンで、木のぬくもりが心地よさを感じますが、いまいち低音が出ないし、それ程良質な音ではありません。音漏れも厳しい。
- 音楽サブスクリプションサービス
一カ月単位で契約、解約ができるので、気楽に色々なサービスを試すことができるので嬉しい時代になりました。- 知らないミュージシャンに出会える楽しみがあります。サブスクをしてなかったら現在では大好きな浜田麻里、Uruなど一生知らなかったと思います。
- ・Spotify
- 世界最大を誇るサービスだけあってアーティスト数、曲数、使い易さはピカ一です。
- 利用できる端末が5台なのは少ないですね。普通の人は問題ないと思いますけど(笑) Apple MusicとAmazon Musicは10台で、これくらいは許して欲しい。
- 早々にHiFiサービスの開始を望みます。
- ・Apple Music
- ロスレス配信がなんと料金増額なしで始まりました。お陰でAmazon Musicの料金も下がりApple様様ですが、SpotifyがHiFi配信をやると言いながら参入できない状況に追い込まれています。まさに黒船来襲と言った衝撃でした。
- 結構使い易いと思いますけどFiio M15で利用できません。一説によると特許で争っているSamsung製のSoCを阻害しているとか。Appleはけつの穴が小さい(怒)
- ・Amazon Music
- Windows版はやっと排他対応を入れましたがWASAPIしかなく使い勝手がイマイチだったり、何と言ってもAndroidのアプリがバカすぎて使い物になりません。
- ソニー、HiBy、Cayinの機種でサイドボタンが効かなっかり、プレイリストの修正をするとデータベースが追従しなくてグチャグチャニなり、その度にアンインスト、再インスト、再設定、再ダウンロードって、使えば使うほどストレスが溜まります。
- ・mora qualitas
- 一聴して音質は一番ですけど、何と言っても網羅しているアーティストと曲数が他のサービスに比べて少なくて使えません。それにApple Musicが追加料金なしの月980円でロスレス配信を始めたので、月1980円のサービスでは太刀打ちできないような。
- 近いうちに淘汰されるのではないでしょうか。
- ※案の定、2022年3月29日でサービス終了とのアナウンスが出されました。Appleが息の根を止めてしまいましたね。
- ・JAZZRADIO
- JAZZを流しておくにはうってつけです。とにかくチャンネルが沢山あって飽きません。在宅勤務に最適です。
- 月750円でより高音質なJAZZに浸れますが、無料版でも楽しめます。